虫歯も歯周病もお口の中の細菌が増えることで起こる「歯の病気」ですが、歯を溶かす虫歯と異なり、歯周病は「歯の周りの病気」です。歯を支える歯肉や歯槽骨を破壊します。
歯周病は「静かなる病気」と言われるほど気が付きにくい病気です。
成人の70%が歯周病と言われていますが、初期の歯周病には自覚症状がほとんど無いため、気が付いた時には歯周病が進行していることも少なくありません。成人の歯の抜ける原因として、歯周病によるものが増えています。
妊娠すると口腔内の変化が起こり歯周病が起こりやすくなります。
皆さんあまり口腔環境を意識していなかったりします。
当院では妊娠した患者さまに対して、妊娠から産後までアドバイスしております。
「子供の歯は虫歯になっても永久歯に生え変わるから、ほうっておいても大丈夫!」なんて思っていませんか?
子供の歯が健康か、正しい治療されているかは、永久歯の歯並びだけでなく、成長期の身体の発育にまで影響してきます。子供の歯が痛みだしたり歯茎が腫れたりした際、治療経過が悪いのが現状です。
子供の歯は生え変わるものというのは間違いです。お子様の正常な成長発育のためにむし歯治療は大切です。
口腔外科とは、口の中だけでなく、顎や顔全体の不調・疾患を取り扱う診療です。
具体的には、歯の治療や親知らずの抜歯をはじめとして、スポーツや事故による外傷、顎変形症、口腔粘膜の疾患など様々な治療を行います。
審美歯科とは、虫歯や歯周病といった「歯の病気」の治療とは少し異なります。
欠けてしまった歯並びや歯の色などを整え、審美性(見た目)を回復させ、より美しい口元を作る治療です。
気になる部分の歯を削り、人工の歯を装着することで自然の歯に近い、白く美しい歯を手に入れることができます。
金属を使用しない素材を装着すれば年月がたっても黒ずみしません。
インプラント(人工歯根療法)とは、歯が抜けたところに人工の歯の根っこを埋入し、その上から人工の歯をかぶせる治療法です。
インプラントは手術によって埋め込まれ、その後顎の骨としっかりと結合・固定されます。
インプラントを埋入することで、健康な自分の歯のように噛むことができます。
矯正治療とは、歯並びをきれいに整える歯科医療です。
「歯並びを治す」と言うと、見た目(審美性)だけの問題に感じるかもしれません。
もちろん見た目にも美しい歯並びになりますが、歯や全身の健康にも大きなメリットがあります。
入れ歯には、色々な種類があります。
保険適用のもの、材料や作り方の違いにより、保険適用外の物などその種類は様々です。
保険適用でも十分に患者様が満足できる症例もありますし、また保険適用外でも色々な理由により患者様に満足していただく義歯を作るのが難しい場合もあります。
歯の本数により若干値段は違いますが、歯一本単位での値段ではありません。
ただし、どんなに合っている入れ歯でも天然の歯には及びません。(噛める効率はおよそ3割と言われています)
患者様のニーズに合わせて、歯科医との話し合いでお決めになられるとよいと思います。(各入れ歯には適応がありますので、歯や骨の状態によりできない場合があります)
「入れ歯」というとなんとなく、年寄りじみた気がしないでもありません。
でも、なくなった歯を悔やむより、入れ歯によって、これからの暮らしを快適にすることの方がもっと大切です。